「僕等がいた」
こんにちはhanaです
最近は中学時代に集めた少女漫画をメルカリに出しちゃう前に、読み直しているんですが、今日はある作品を1日中久しぶりに読み込んでいました。
「僕等がいた」
アニメ化、映画化もされていて、言わずもがな有名だと思うんですが…
この作品に初めに出会った時私は小学生くらいだったかなあ
全巻揃えて読んだのは中学2年生くらいだったはず
当時は、七美と矢野の高校時代のお付き合いがあまりにも理想的で
いいな―くらいにしか思ってなかった気がする…
高校生になったら絶対こんな恋愛できるって信じ込んでた(笑)
しかも大人になってからの話が回りくどすぎて、はよくっつけやしか思ってなかった。
中坊の私では僕等がいたの魅力を完全には理解してなかったのです(´;ω;`)
今日改めて読み終わった私の感想
「いや竹内くん最高かよ…」
これから好きなタイプはって聞かれたら竹内くんって答えようかなってくらい
ドンピシャの方でした。
一途に七美を好きでい続け、七美の気持ちを汲み取りつつ(ここ重要)、ストレートに思いを伝えることができる。これだけでもじゅーぶん惹かれるけど、恋敵であるはずの矢野も、友達として、彼を丸ごと大事にしていることも伝わってきて...ああもう幸せになってほしい(語彙力)
メインは七美と矢野だけど、竹内くんがいなかったら、矢野にバトンを渡さなかったら、二人の未来は繋がってなかったのかな。
「お前と高橋は俺の犠牲のうえに成り立っている」って涙ながらに矢野に話したシーンは大号泣不可避。
竹内くんじゃない、まわりの人たちの様々な思いとか過去が交錯して成り立つ関係って、重いかもしれないけど、儚い宝物のような感じだなって思いました。
山本さんも、絶対嫌われポジションだけど、三年間矢野と住んでいた際の恋人ではないけど依存しあう関係も、二人の過去を思ったら腑に落ちる関係だなと。
まあこの時肉体関係もってたら、めっちゃいやですけど!
そこんとこどうなんだろう…
あとアキちゃんの考え方が私すごい素敵だなって思いました。
僕等がいたの物語の本質は「過去との向き合い方・思い出の昇華」だと思うんですが、
アキちゃんの過去の思い出の捉え方が印象的で。
七美が「忘れるってどういう状態を言うのかな」と問うシーンがあります。
アキちゃんは「あと引かないこと」としたうえで、忘れることはなくていいと言います。
「大事に心の隅の箱にしまっておいて それで時々箱を取り出してふたを開けて
楽しめばいいんだから」
こうやって過去と向き合うことで、思い出って美化されすぎなくなるのかな。
箱の使い方を習得するには、時間はかかるかもしれないけれど、
「箱にしまう」っていうワンクッションを置いたら、すごい楽になれそうだなと思います。
他にも名言はたくさん、たくさん詰まっています。
過去の回想を入れていく構図が本当に上手で、絵だけのはずなのに、頭の中に映像が流れ込んでくるような漫画です。
ドロドロしていると感じるひとも多いと思いますが、そのドロドロがないと成り立たない物語だと思ってます。
あとスマホがない時代の作品だから、気軽に連絡がとれないもどかしさがいい味だしてるんですよね~。
私はがっつりネット世代の学生なので、この時代の恋愛も味わってみたかったと思います泣
ではでは($・・)/~~~
hana