「学ランの中までさわって欲しい」
こんにちはhanaです
少し間が空いてしまいましたが、相変わらずの漫画漬けの日々を送っています(⌒∇⌒)
前回はLINE漫画オリジナルの作品でしたが、今回は同じくらい毎日読んでる漫画アプリ「ピッコマ」で出会った作品を紹介したいと思います。ピッコマはね、漫画アプリの中ではBL作品がすっごい充実してて、腐った皆さんにおすすめです。LINE漫画にもある作品は二つのアプリを駆使して、毎日2話ずつ読み進めるという技を駆使したりもしてます。
そんな中ピッコマで出会い、あまりにも続きを読みたすぎて買っちゃいました
BL AWARD 2020にもノミネートされた
登田好美さんの作品
「学ランの中までさわって欲しい」
全2巻でもう完結しています。
1巻454円です。
もう1回いいます。454円+税です。
BLらしくないこの値段で買えるという感動。
実は本作品、sho-comiやベツコミで有名な小学館の週刊デジタル少女漫画雑誌&フラワーで掲載されていた、異例のBL作品なんです!
登田好美さんの作品は、中学生の時、ベツコミのオムニバスコミックで出会っていて、その時からストーリーも絵柄もドツボだったので、まさか腐ってからこの界隈で再会できるとは思わずもうテンションぶちあがりでした(^_-)-☆
さすが少女漫画作家!という感じの絵のうまさが引きたっていて終始感動でした。
簡単にあらすじ
物心がついたときから自分の性的対象は男だと自覚している高校1年生の新見
男子校に入学した新見は、担任に言われ入った生徒会で、いかにも経験豊富そうなノンケの同級生・澤根と出会います。
同じ時間を過ごすうちに、手に入るはずがないと思いながらも、どんどん澤根に惹かれていく新見。好きになったところでどうせ何も変わらないのなら、体だけでも繋がりたいと、新見は澤根に「セフレになろう」という提案をします。
澤根は「いいよ、気持ちいいことは好きだから」と受け入れ、二人は学校で隠れて「そういうこと」をするようになります。
「この関係は男子校の中でだけだから。少しでも好きな人に体だけでも気持ちよくなってほしい、、、。」
、、、、、
こういうのだいすきいいいいいい
セフレでお互い気になってるのに拗れたまんまの関係ってまじで性癖なんですよねぐふふ。
まずもう学ランって時点で優勝。ごちそうさま。
直接的な「ブツ」(小声)は出てこないけど、描写は十分えろい。
学ラン×2の着衣えっちなんて絶対描くの大変やろうに、私の夢をかなえてくれてありがとうございます登田先生。
とまあエロ度の解説はさておき、
魅力はそれだけじゃないですよ。
元々ノンケの澤根と、元々ゲイの新見。
同じ気持ちのはずなのに、二人の間にある大きな壁。
新見は「そっち側」ではないことにかなりのコンプレックスを感じていて、その気持ちにどう向き合っていけばいいんだっていう澤根の葛藤。
こういう対の関係の心理描写って、同性愛を扱う作品ならではですよね。
二人は純粋に恋愛をしているだけなのに、本当に残酷だなあと。
2巻になって、入学早々クラスメイト達に自分はゲイだとカミングアウトする新入生が登場して、二人の関係は「機会的同性愛」だと指摘します。
機会的同性愛っていうのは、元々異性愛者であるものが、異性を得られない環境下で、代償行為として同性を恋愛や性行為の対象に選択することです。
もちろん澤根はこの意見を否定しますが、ここはもっと掘り下げてほしかったなあと思っちゃいました。
つまりは卒業してからの話も読みたかったっていう、ただの一読者の欲望なんですけどね。(笑)
澤根は新見を本気で好きになって、その気持ちはずっと変わらないってはっきり言うんですけど、確かに男子校っていう状況でいうのは誤解されても仕方ないよなって思っちゃいますね。後輩くんが腑に落ちないまま終わるっていうのももやもやしたし、、
この発言は二人が大人になったとき、もっと深みを帯びるものだと思うので、続きを恵んでほしいです。切実に。後輩くんが報われた話とかもぜひ読みたい。
ここらへんの解釈は個人差あると思います。
ただ、ストーリー最高、絵も最高の、良質すぎるBL漫画だということには変わりないです。読んで損なし!
次もBL作品の感想になると思いますはい
ではでは($・・)/~~~
hana